Java演習01〜変数の定義
プログラミングにおいて、最も大切な変数の定義について説明します。
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変数とは
「そもそも変数って何?」
そう思われる方も多いかもしれません。
変数とは、ずばり「値を入れる箱」です。
「1」という数字を入れる箱
「こんにちは」という文字を入れる箱
この箱が変数です。
そして、この箱を作りだすのが、変数の定義です。
「値の入れ物を作る」というイメージ!
変数の定義方法
変数の型 変数の名前;
これは決まり事なので、覚えてください、、
ポイントとして、最後のセミコロン「;」を忘れないことを留意してください!
変数の型
「変数の型」とは一言で表すと、変数の種類のことです。
その変数が、整数なのか、小数点を含む数字なのか、文字なのか、といった具合です。
以下が、Javaで使う変数の型です。
型 | 種類 |
---|---|
boolean | true(真)かfalse(偽) |
char | 一文字 |
String | 文字 |
byte | -128~127 |
short | -32768~32767 |
int | -2147483648~2147483647 |
long | -9223372036854775808~9223372036854775807 |
float | 単精度浮動小数点数 |
double | 倍精度浮動小数点数 |
難しいことを書いてしまい申し訳ございません。
(特に下2つは意味不明ですよね)
でも大丈夫です!
最初のうちはほとんど使わないので。
こんなにたくさんの変数の種類があるんだぁくらいに思っておいてください。
最初に覚えておいて欲しいことは3つだけです!
- 整数を使うときはint
- 小数点を使うときはdouble
- 文字を使うときはString(Sが大文字であることに注意)
この3つさえ覚えていれば、最初のうちは問題ないです。
もっと高度な開発をするようになってから、改めて勉強しましょう!
変数の名前
変数の名前は、その名の通りです。
ですが、いくつか注意点があります。
- 意味が明確な名前を付ける
- 2単語以上続くときは2単語目以降は大文字で続ける
- 予約語は使用できない
基本的なルールを説明した後に、詳しくみていきます。
Javaの変数における基本的なルール
Javaの変数命名における基本的なルールです。
- 特殊記号は用いない(-、_、$、#、など)
- 頭文字は小文字
- 頭文字が数字であってはならない
特殊記号については、使える記号はあります。
ですが、特殊記号をつかって変数命名をすることは、良しとはされていません。
なので、「使わない」と最初から理解しておきましょう。
また、頭文字も同様に大文字を使用しても問題ありません。
が、こちらも一般的には使用しないルールになっています。
ですので、最初のうちから変な癖をつけないように、
最初は小文字にする意識を持ちましょう。
まとめると、基本的には「小文字の英単語」
意味が明確な名前を付ける
こちらもルールの話になってしまいますが、意味が不明な名前は避けましょう。
例えば、
- a
- value01、value02
このような変数は、後でプログラムを見返した時に、理解するのに時間を要してしまいます。
意味が伝わりにくい変数名は避け、意味が明確である名前をつけましょう!
2単語以上続くときは2単語目以降は大文字で続ける
先述の通り、基本的には「小文字の英単語」です。
ですが、英単語を並べて使いたいときがあります。
そういうときは、2単語目以降は大文字で続けます。
例えば、first number(最初の数字)と変数名を付けたい場合は、
firstNumber
とします。
また、result of sum(足し算の結果)の場合は、
resultOfSum
となります。
予約語は使用できない
予約語というのは、「Javaプログラムで使用する単語」です。
こちらは、最初のうちは難しいので、以下のようなメッセージが出る場合は、使用している単語が予約語なので使用できないため、他の名前を考えてください。
Eclipseで変数を定義する
Eclipseでの変数定義方法をみていきます!
(上の画像で少しフライングしていますが、)
まず、プロジェクト名(今後便宜上、クラス名と呼びます)をVariable.javaとし、新しくファイルを作成しましょう。
やり方を忘れてしまった方は、前の記事の「使ってみる」をみてください!
Variable.javaというファイルを作成し、上のような画面に移行できましたでしょうか
前回はプログラムについては、まったく触れなかったので、今回は簡単に説明したいと思います。
クラスを作成した際に、自動で書かれるコードは、クラス名を宣言しています。
2行目の「{」と4行目「}」の間に、下記のプログラムを入力してください。
public static void main(String[] args) { }
こちらは、現時点では「おまじない」として、詳しい理解はなくても構いません。
ここの中に、自分のプログラムを書いていきます。
それでは、このファイルにプログラミングしていきましょう!
変数を定義してみる
では、今まで説明してきた内容の復習として、
1)変数の型:数字(整数) 変数の名前:number
2)変数の型:文字 変数の名前:student
上記2つの変数を定義してみましょう!
それでは、解答です。
いかがでしたか?
セミコロンが抜けていたり、「String」の「S」が小文字になっていたり、間違いはありませんでしたか?(黄色い破線は無視してもらって構いません)
変数の定義は、プログラミングにおいては最も基礎的な内容ですが、最も大切な内容です。
間違えた方は、この記事を一から読み返しです!!
まとめ
変数について、理解を深めることができましたでしょうか。
「値を入れる箱」というイメージをつけることはできましたか?
繰り返しになりますが、とても大切な内容ですので、深く理解しておきましょう!